タモロス現象から紐解く”笑っていいとも!”と”JAZZ”の共通点

私は今、「タモロス状態」です。

笑っていいともが終了して、しばらく経ちました。
新番組「バイキング」も見慣れていきたところですが、巷ではタモロス現象が起こっている模様です。

タモロスの意味とは、「お昼にタモリを見ることができなくなり寂しい」といった現象とのこと。
ヤフーがアンケートをとった結果、4割以上もの人が「タモロス状態」と回答。

番組終了によるショックがとても大きいことが分かります。

笑っていいとも!とジャズの共通点

タモリ タモロス

一部のテレビ評論家が、「笑っていいとも!」の終了に、テレビ業界への危機を語っています。
それは、「テレビは何が起こるかわからないから面白い」

今の番組は台本通りに決められたものが多く、生放送のバラエティ番組というのはほとんど見なくなりました。
「笑っていいとも!」の良さには、急に誰かが乱入してきたり、話が間延びしすぎて次のコーナーに行けなかったり、お昼には相応しくないワードが飛び交ったりと、ハラハラさせる場面が多々ありました。

それが、生番組ならではの楽しみであり、笑っていいとも!には熱狂的なファンが多かった要因にあります。

反面、現在のテレビ事情はクレームや規制が厳しく、笑っていいとも!のような放送ができないのが現状との事です。
「笑っていいとも!」が終了した事で、テレビ番組がどんどん規制や段取りの中にうずくまっていく兆しのように感じるのは私だけでしょうか?

JAZZも生演奏の中のハラハラ感を楽しむもの

黒人の奴隷解放の歴史とともに発展を始めたジャズ。
ジャズが浸透してくると、スウィングジャズという大衆向けのジャズが誕生します。
それまで自由にアドリブ演奏を行っていたジャズに編曲家が加わりアドリブも制限されました。
これにより、決まった流れのプレイとなり、一部のプレイヤーから、そのプレイスタイルに反感が生まれました。

ビ・バップの誕生

そんな風潮の中、プレイヤーたちが集まり好き放題演奏する「ジャムセッション」が流行しました。
そのジャムセッションをプレイスタイルとして発展したのが「ビ・バップ」です。
ビ・バップは頭と最後だけ決まった事を行い、間はアドリブ演奏に任せるといったプレイスタイルで、聴いている側もハラハラ感のある演奏となりました。

ビ・バップの名盤「Miles Davis / Kind Of Blue」

言わずと知れたジャズの名盤ですね。
なんとこのアルバムは、レコーディングの直前に楽曲の頭と最後だけの楽譜を渡され、間は全てアドリブ演奏だった事でも有名です。
しかも、一発録音。
と非常にスリリングなレコーディングが行なわれたアルバムなのです。

笑っていいとも!とビ・バップから紐解くアドリブの大切さ

番組の始りに「ウキウキウォッチング」、最後に「明日も見てくれるかな?いいともー!」がお決まりの番組、「笑っていいとも!」。
最終回ではビートたけしさんが「笑っていいとも!の放送事故」や「禁句ワード」を披露したテレフォンショッキング、フィナーレでは「共演NGと言われていた大物芸人たちが集結」するなど、笑っていいとも!ならではのスリリングな展開がありました。

笑っていいとも!もジャズもアドリブによるスリリングな演出が多くのファンを魅了いたしました。
「決まった事をただやるだけでは、面白みがない。」そう考える人も少なくない時代。
反面、規制や段取りに固められたテレビ番組や音楽業界。

笑っていいとも!が終了したことや、ジャズを聴く人が少なくなっている傾向は、日本人の楽しみ方の衰えにも繋がっているのかもしれません。

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