キックのイコライザー比較 Lady Gaga, Oasisのミックスダウンエンジニアのプリセット

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グルーブの土台となるキックのイコライジングこだわってますか?

最近、日本のトップエンジニア、井上剛さんのサウンドにハマりまくっている私です。
教本とか切実に出版してほしいですね。

今回は、エンジニアによってキックのイコライジングに個性があるという事を検証していきたいと思います。
今回検証するのが、(1)私がスタジオで教えてもらっていた時の師匠、(2)レディーガガやオアシスなどを手がけるMark Spike Stent氏、(3)エンジニアの教本を数多く出版する葛巻善郎氏の3人のプリセットを比較していきます。

キックの比較

まずは比較動画をご覧ください。
Beforeはイコライザー前、次に私の師匠の影山氏、次にMark Spike Stent氏、最後に葛巻善郎氏です。
※キックだけでなく、ドラムループ全体にイコライザーをインサートしています。

(1)影山氏

kage

私が以前所属していたスタジオの師匠で、長いキャリアを持つエンジニアです。
低音は60hz、200hzをブースト、アタックの1khzをカットし、3khzをブーストといったドンシャリ系のサウンドです。
アタック感をカットした分、全体的に音が後ろに下がった印象です。
メロディーなどとバッティングを防ぎやすいイコライジングだと思います。

(2)Mark Spike Stent氏

mark

Lady Gaga, Beyonce,Oasis,Bjorkなど、数多くのトップアーティストを手がける、超有名なエンジニア、Mark Spike Stent氏のプリセットです。
参照元は海外のインタビューサイト、Sound On Soundにて貴重なプリセットが公開されていました。

(1)と対照的にアタック感のある2khzをブースト、低音の60hzがガッツリブーストし、コンプもしっかりかけています。
安定感がありながら、輪郭の良いイコライジングだと思います。

(3)葛巻善郎氏

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Mark Spike氏の愛用しているSSL Channelではなく、EQP-1Aを使用しています。
これは真空管イコライザーの名器をシミュレーターしたプラグインで、アナログ感のあるサウンドが特徴的です。

参照元はミックステクニック99にて記載されております。

60hzをブーストし、高音部は5khzと(1)(2)に比べ少し高めの周波数をブーストしてます。
EQP-1Aならではのザラっとしたサウンドに、5khzの歯切れの良さが印象的なサウンドです。

総評

いかがでしたでしょうか?

私個人としてはやはりマークスパイク氏のサウンドが好きです。
私はマーク氏のコンプを少し緩めて、2khzではなく、3khzをブーストするようなプリセットが多いです。

アタック感が邪魔な時は(1)の1khzをカットの手法、アナログ感が欲しい場合は(3)のEQA-1Aをインサートしたりするので、この3人のエンジニアのイコライジング術は柔軟に使っていけます。

結局、キックの音質にも依存するのでイコライザーはその都度、変更していって大丈夫だと思います。

キックの肝は60hz

イコライザーのセッティングに個性があるのはお分かりいただいたと思います。
しかし、全員低音の60hzをブーストしているのが分かります。

また、Mark Spike Stent氏のように、60hzをガッツリ増幅させる場合は、超低音である20hz以下をカットするのが良いでしょう。
この手法も多くのエンジニアが行っているので、是非試してくださいね。

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