NIRVANAをカリスマにした”アンディ・ウォレス” 究極の影役者はミックスダウンエンジニアだった?

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・みなさんは、自分の好きなアルバムのエンジニアを知っていますか?

レコーディングの世界に興味を持ち、特にミックスダウンの作業に魅力を感じていた学生時代。
「参考になるエンジニアを探そう」との事で自分の持っているお気に入りのロックアルバムを3つ手に取りました。

・Nirvana / Nevermind

・Linkin Park / Hybrid Theory」

・Limp Bizkit / Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water

どれも世界的に大ヒットしたアルバムですね。
「この3人のエンジニアを参考にしよう!」と意気込みましたが、実は全てANDY WALLACE氏のミキシングだった事が判明。

これが決め手となって、アンディ氏のサウンドを研究し始め、エンジニアの技術が楽曲に及ぼす影響の大きさにも感銘を受けました。

そもそもミックスダウンって何なの?

ミックスダウン(別名:トラックダウン)と言う作業は、楽器個々を調整して楽曲全体のバランスを決めていく作業です。

例えば、バスドラムの奥行き、ベースの厚み、ギターの広がりなど・・・数ある楽器個体のニュアンスを決めていきます。

料理でたとえると、「調味料をこれくらい入れて」、「人参はこの大きさにカットして」、「この段階で強火から中火で10分煮込んで」みたいな作業ですね。

「どんなけ食材が良くても調理する人の腕がよくないと美味しい料理はできない。」のと同じくらいミックスダウンの作業は楽曲の良し悪しを左右するんです。

マニアックながら、重要な作業、ミックスダウン。
そのエンジニアとして数多くの名盤を生んでいるのが、アンディウォレス氏なんです。

アンディウォレス ANDY WALLACE氏について

Andy-Wallace-2参照元:mixonline.com

エアロスミスとRUN DMCの「WALK THIS WAY」を始め、ノリのあるロックサウンドを得意とするエンジニア。
NIRVANA、Rage Against The Machine、Limp Bizkit、Linkin Park、Slipknot、SUM 41などのグランジ、パンク、ミクスチャー系のアーティストの代表作を手がけ、アンディが離れれると人気が落ちるというジンクスがあるほど、キーマンとして君臨する名手です。
メタルでは「Slayer/Reign In Blood」、ポップスでは「Sheryl Crow/C’mon. C’mon」なんかも名盤です。

他の詳しいディスコグラフィーはこちら

アンディウォレスのサウンドの特徴

では、そのアンディウォレスのサウンドの特徴はどんなものでしょう。
文章だけでは上手く伝えきれないかもしれないので、Youtubeで楽曲を聴きながら読んでいただけると分かりやすいと思います。

特徴1

ドラムがネチッっこく、ノリがある。

名曲「Smells Like Teen Split」を始め、アンディの作りだすドラムサウンドは、ザラつきと艶やかさの両方を持ち、特にキックの「ネチッ」とした音色が特徴的。、縦ノリしたくなるような厚みとグルーブ感のあるドラムサウンドが魅力の一つです。クラブミュージックに影響を受けたエンジニアだけに、当時(90年代)はこのドラムサウンドは新鮮だったのではないでしょうか。

特徴2

サビのギターの広がりとドラマティックな演出。

この辺りはLinkin ParkやLimp Bizkitが分かりやすいかもしれませんが、サビで急激に左右に音が広がります。
その肝となっているのが、ディストーションギター。
荒々しさと、広がりが一気に加わり、メロとサビのメリハリが素晴らしいです。
サビで一気に感情移入してしまうような、ドラマティックな演出がなされてます。

特徴3

独創的なボーカルエフェクター。

Smells~のBメロ「Hello Hello How low?」の部分をヘッドフォンで聴いていただいたら分かると思いますが、
カートコバーンの声がエフェクターでフワっとした雰囲気にイジられ、左右に徐々に移動しているのが分かります。

Aメロで抑えた雰囲気→Bメロで独創的なボーカルサウンドと世界観→サビで爆発、そして楽曲全体のグルーブがよく乗れる。といったサウンドを生んでいたんですね。

ニルヴァーナは「カリスマ」や「革命児」として認知されていますが、影役者でもあるアンディ氏のサウンドも革新的で素晴らしいものでした。

いかがでしたでしょうか?

ミックスダウンの重要さが少しでもお分かりいただけましたら、幸いです。
ご自身の好きなアルバムなどのエンジニアを調べてみるのも、とてもオススメですので、トライしてみてはいかがでしょうか。?

最後にアンディウォレス氏が惚れ込んだSSLサウンド

アンディウォレスサウンドの解説がなされている基調なサイトがありました。
mixonline.com

ここでは様々なトップエンジニアの解説やインタビューが記載されています。
サイトは英語ですが紐解くと、とても参考になる記事ばかりですので、エンジニアをしているかたは是非読んで欲しいです。

インタビューの中で使用しているミキサーはSSL製と語り、イコライジングだけでなくコンプレッサーもSSLの中で行っていると綴られています。

・SSLとは
英国の音響ブランドで、正式名称はSolid State Logic。
そのSSL製のコンソールは数多くのトップエンジニアが愛用しています。
詳しくはwikipediaにて

・サウンド
SSLは通すだけで、ソリッドかつ雰囲気あるサウンドになる事が有名で、イコライザーも自然なかかりかたで素晴らしいです。

そのSSLを巧みに起用して、革新的なサウンドを生みだしているアンディウォレス氏。
BTNレコーズではそのSSLコンソールをシミュレートしたプラグイン[SSL Collection」を導入しております。

「プラグインかよ!」って思われたかたに伝えたい。

「本機は宝くじが当たらない限り買えません!」

しかし、ご安心ください。SSL Collectionはプラグイン業界のトップ企業、WAVESが手掛けており、SSL社と共同開発された完璧なシミュレーターです。
数多くあるプラグインの中でも割高な逸品。

ビヨンセやレディーガガ、オアシスなど手がけるMark Spike Stent氏なんかも愛用している今や業界スタンダードなプラグインなのです。
ぜひ、無料ミックスダウンで、SSLのサウンドを試してみてくださいね。

アンディウォレス氏が手掛けた名盤5選

・Nirvana / Nevermind

・Linkin Park / Hybrid Theory

・Slayer / Reign In Blood

・Run D.M.C / Rising Hell

・Slipknot / IOWA

海外進出したMan With The Missionなんかも、アンディサウンドと相性が良さそうなので、コラボが実現すると嬉しいですね。

長い記事でしたが、読んでいただきありがとうございました。

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